眠ることが好きだ。
毛布に包まって夜中をやり過ごすのも、電車内でするうたた寝も、勉強の合間に突っ伏すのも、例外なく気持ちいい。
たぶん、必要以上にぼくは眠っている。
暴食、という言葉はあるのに、暴眠、とは言わないのがふしぎでならない。

最近は、五欲を満たすために生きているような気がする。
それが幸せなことなのか、不幸なことなのか、わからない。